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取扱い方法


洗濯表示の意味を知らないと、洗濯で失敗し、生地を駄目にしてしまったということが起こりがちです。そういったことがないように表示マークをきちんと理解できるようにしておくことが必要です。
洗濯表示はなんのためにあるのか?
どの衣類にも必ずついているラベル。
このラベルはいったい何のために付いているのかご存じでしょうか?そこに表示されているイラストに洗う時のベストな方法が示されているのです。「洗濯機で洗えるのか?」「手洗いはできるのか?」など基本的なマークを覚えておけば洗濯時に失敗して生地を駄目にしてしまうことも防げます。
ここではよく使われている洗濯表示についてのそれぞれのマークの意味を説明致します。
洗濯表示とは、消費者が大切な衣類を長く使用するために取り付けが義務づけられているマークです。せっかく買ったお気に入りの服も、洗い方を間違うとすぐに生地がダメになったりします。そうならないためにも洗濯する前に表示マークをしっかりと理解しておきましょう。
洗濯表示にはどんなことが記載してあるのか?

洗濯表示には、主に次の4項目が記してあります。
1)洗濯表示(イラスト表示)
2)生地の素材名(繊維の組成)
3)製造業者とその連絡先
4)取り扱いの際の注意事項
では、これら4つをそれぞれ詳しく説明していきたいと思います。
洗濯マークの見方について
洗濯マークは、表示方法がJIS(日本工業規格)にて定められた要注意事項で、イラストによってわかりやすく表示されています。洗濯する時にはこの指示を守らないと生地が傷む可能性があります。
1)洗濯のする時の取り扱い方について
2)クリーニングでの取り扱い方について
3)アイロンをかける際の注意事項
4)絞り方、干す際の注意事項
5)漂白剤の注意事項
以上の5つの項目が、イラストによって表示されているのです。
一般的なビジネス用ワイシャツに多い表示について説明致します。
これらを頭にいれておき、実践することで生地を傷める失敗を防いでいきましょう。
![]() | 手で絞る場合は弱めに、また洗濯機で脱水機にかける時は、短時間に設定しましょう。 | ![]() | アイロンは中程度の温度140-160度程度でかけるのが望ましいです。 最高でも160度を超えないようにしましょう。 |
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![]() | フックの形と裾に斜線のマークはハンガーで吊るし、陰干しをするという意味です。 | ![]() | 水温は40℃までを限度とし、そのままネットなどをかけなくても洗濯機で洗うことができます。 |
![]() | 塩素系漂白剤による漂白は変色する可能性があるので、できません。 | ![]() | 洗濯機で洗うことができますが、水温は40℃が限界で、その際必ず洗濯ネットを使用する必要があります。 |
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生地の素材についての表示生地の素材の表示の仕方について説明致します。洗濯マークにはこのように生地の成分が書かれています。これによって洗い方や、アイロンのかけ方、干し方などの違いがでてくるので注意が必要です。 |
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製造業者とその連絡先このように製造業者と連絡先が記載されています。 |
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取り扱い方法 ・脱水は軽くかけてください。 ・脱水後は、形を整え陰干ししてください。 |
洗濯の仕方に関する注意事項洗い方や干し方、(ハンガーに吊るすか、陰干しをするか?など)アイロンのかける時の温度など、洗濯する時や、した後の注意事項が記載されています。 |
このように、どのような衣類にも必ずタグが付いていて、洗うのにベストな方法が示されています。ですから洗濯する前には必ず表示の意味を確認して、指示に従いましょう。
日本の良く使われる洗濯マークを紹介
このように、どのような衣類にも必ずタグが付いていて、洗うのにベストな方法が示されています。ですから洗濯する前には必ず表示の意味を確認して、指示に従いましょう。
![]() | 桶のマークは手洗い推奨のマークですので洗濯機は使えません。水温は30℃を限界とし中性洗剤を使用して手で優しく洗いましょう。 | ![]() | フックの形がなく、中央に平の文字が書いてある時は平置きで干しましょう。ハンガーに吊るさず、平らな所に形をきれいに整えて乾かします。 |
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![]() | マークの下に波線がある場合は、必ず当て布をあててアイロンをかけましょう。そうしないと生地が傷む原因となります。 | ![]() | ドライのマークがついている場合はドライ用のクリーニングで洗うことおすすめしています。 |
![]() | ドライに大きく×印がついているものはドライクリーニングでは使用できません。 | ![]() | 桶のマークに印されている×印は水洗いはできません。他に表示された方法であらいましょう。 |
よく使われる海外の洗濯マークについて
基本的に同じで、違いは洗濯機とタライくらいで、そんなに差はありません。
容器はバケツで表記されることもあります。
![]() | 洗濯機で洗う事が可能な表示です。その際の水温は60℃が限度という意味です。 | ![]() | イラストの下の線は弱く洗うという意味なので、洗濯機の弱いコースにて水温60℃以内で洗いましょう。 |
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![]() | 洗濯機は使えず、手洗いのみの表示です。水温は40℃以内です。 | ![]() | アイロンを使うことができますが、温度は110℃以内にしましょう。 |
![]() | アイロンを使うことができますが、温度は150℃以内にしましょう。 | ![]() | アイロンを使うことができますが、温度は200℃以内です。 |
![]() | 乾燥機が使うことが可能です。 | ![]() | 低温ならば乾燥機を使うことができます。 |
![]() | 乾燥機は使用禁止です。 | ![]() | どんな洗浄剤でもドライクリーニング可能です。 |
![]() | 石油系洗浄剤、フッ素合成洗剤でならばドライクリーニング可能です。 | ![]() | 丸に×印はドライクリーニング禁止の意味です。 |
![]() | 三角の中のCIは、塩素系の漂白剤を使用可能ということです。 | ![]() | 三角に×印は塩素系漂白剤が使用禁止という意味です。 |
![]() | 吊り干しを推奨するマークです。 | ![]() | 斜線は日陰の意味なので、日陰で吊り干しを推奨するマークです。 |
![]() | 四角に真ん中にラインが入っているのは平干しを推奨するマークです。 |
たくさんありますので全部覚えるのはなかなか難しいところですが、×印などの禁止の意味だけは覚えておくと便利です。洗濯をする前に『この表示はなんだろう?』と疑問が湧いたら、調べてみる癖をつけて洗濯上手になれるよう目指しましょう。