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おすすめスーツ用パーツ


オーダースーツはパーツを自身で選択出来、思い通りの一着を作れることが最大の魅力です。
ですが、パーツだけを見てもどのようなシルエットに仕上がるのかを想像するのは難しいものです。
また、種類が多すぎて迷ってしまうという方へおすすめのパーツをご紹介します。
おすすめのジャケットパーツ
「下襟」とも呼ばれるラペルは下身頃から折り返した部分を指します。
ラペルの種類
ジャケットの全体イメージや着用する方の印象を大きく変える重要なパーツがラペル。
「下襟」とも呼ばれるラペルは下身頃から折り返した部分を指します。
ノッチドラペル
「刻み襟」という意味で、シングルスーツに多用される最もポピュラーな襟型です。
別名「菱襟」とも呼ばれます。
カラーとラペルの間が120~150度くらい開き、菱形の下襟の先端が下がっているデザインです。
ピークドラペル
「剣先襟」という意味で、ダブルスーツやタキシードに多用される襟型です。
別名「剣襟」とも呼ばれ、カラーとラペルに開きが無く、下襟の先端が尖ったデザインになっています。
下襟の角度が水平にカットされたセミピークドラペルもあります。
ローリングダウンラペル
「段返り」という仕立てで、ラペルが第一ボタンの下辺りまで折り返っている襟型です。
シングル3つボタンのスーツにオススメのデザインです。
クローバーリーフラペル
クローバーの葉をデフォルメしたような丸くカットされた襟型です。
1965年にIACDが発表し、流行したコンテンポラリー・モデルの代表的な襟型で柔らかい印象を与えます。
フィッシュマウスラペル
刻みが小さく、上襟の先端が丸くカットされている形がお魚の口に似ているということからこの名称が付きました。
ショールカラー
「へちま襟」とも呼ばれる襟型は、カラーとラペルの間に刻みが無く、後ろから前にかけて曲線状に丸みのある一枚襟です。
優雅な印象があり、タキシードにも用いられます。
ショルダーラインの種類
ジャケットは肩で着ると言われるように、ラインによって着心地やフィット感も違ってきます。
体型に合わせて、相手に与えたい印象をイメージしながらパーツを選びましょう。
ナチュラルショルダー
肩パット無しまたは薄いパットを使用し、本来の肩のラインに沿った自然なシルエットに仕上げます。
首から肩先にかけて曲線的な丸みのあるラインが特徴です。
ドロップショルダー
肩綿を入れず、通常の袖付け線が腕側に落ちているラインです。
大変動きやすく、着心地が楽なので行動派な方に向いているデザインです。
ビルトアップショルダー
袖山が肩先より少し高く盛り上がり、英国スーツによく用いられるラインです。
あまり肩を強調したくない方は、ナチュラルショルダーがおすすめです。
スクエアショルダー
全体的に角張り、肩先がやや持ち上がって見える四角いラインです。 かっちりとした男性的な印象を与えます。
オススメのディテール・オプションパーツ
細かいディテールやパーツにこそ、個性が出しやすいものです。
オプションパーツなどを利用して自身のライフスタイルに合ったものを選択し、長く愛用出来る1着に仕立てましょう。
フラワーホール
ラペルに開いている小穴は、風除けのため、襟を立て着用した時のボタンホールの名残です。
日本では社章などを付けるイメージが強いですが、英国では花を挿していたのでこの名称が付きました。
胸ポケット
総称「ブレストポケット」と呼ばれるラペルの横に付けるポケットは、縁の形が箱型の箱ポケット・舟の型をしているバルカポケット・貼り付けた型のアウトポケットがあります。
腰ポケット
主な仕様は、切りポケットと貼り付けポケットの2種類。 ポケットの口を別布で縁取ったパイピングポケット・ポケットの上に一回り小さなポケットが付いたチェンジポケット・雨風を避けるために付けられた「フラップ」というふた付きのフラップポケットなどがあります。
フロントカット
ジャケットの前裾のカットの型を指し、丸型のラウンドカット・四角型のスクエアカットがあります。
ラウンドはシングルブレスト型に、スクエアはダブルブレスト型のジャケットに用いられることが多いです。
ベント
スーツの背中の裾や両脇の裾に入ったスリットのことで、切れ込みが無いノーベント・背中の縫い目に1本切れ込みが入ったセンターベント・両脇サイドに切れ込みが入ったサイドベントなどがあります。
お台場仕立て
内ポケットの仕立て方法にはいくつか種類があり、代表的なものは「本台場・つぎ台場・角台場」などです。
中でも高級とされる本台場は、内ポケットも表生地で作るため裏地を取り替える際に、内ポケットを解くことがなく、傷みにくいメリットがあります。
本切羽
本開きとも呼ばれる袖口部分のディテールです。
袖口のボタンを外せるようにした仕様で、医師が診察や手術の際に腕まくりをして仕事をしたことから、「ドクタースタイル」という別名があります。