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パターンオーダースーツ


最もリーズナブルで人気の高いオーダーシステム「パターンオーダー」

パターンオーダーの場合、型紙を作ることはせず、体型に近い既成服を修正して作成するため、サイズ変更は着丈や袖丈などの限られた部分のみとなります。そのためフルオーダーに比べて変更出来るサイズの許容範囲もかなり限られてきます。
しかし、標準的な体型に近い人であれば多少の修正をするだけで、既成服よりも体型に合うものが作れ、それほど値段も変わらないのでおすすめだと言えます。
また、パターンオーダーのメリットとして納期の早さが挙げられます。フルオーダーは型紙を一から作り、仮縫いするなど、裁断、縫製などすべて手作業で仕上げられるため、3週間から1ヶ月ほどかかりますが、パターンオーダーは既成のスーツを修正するだけになるので約2~3週間で納品されます。
既成服に補正サービスを加えただけなので、既成服とあまり変わらないという印象を持つかもしれませんが、最近流行のデザインを取り入れている既成服のメリットと、体型にフィットしたスーツを作ることが出来るオーダー服のメリットをミックスしているところにパターンオーダーの魅力はあると言えます。
パターンオーダーのメリットとデメリットをピックアップ
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・フルオーダーやイージーオーダーに比べ、注文の仕方がシンプルでリーズナブル ・既成服をアレンジするため、その時の流行のデザインのスーツを選ぶことが出来る ・フルオーダーやイージーオーダーに比べ納品までの期間が早い(通常2~3週間ほど) ・スーツの知識があまりなくても、比較的簡単にオーダー出来る ・標準体型に近い人は体型にフィットしたスーツが作れる ・既成服を自分好みにアレンジ出来る ・最近では低価格のものから高価格のものまで出ているので、スタイルや価格まで自分に合ったものを探しやすい |
・既成品に補正を加えるだけなので、イージーオーダーやフルオーダーに比べてフィット感が得られにくい ・標準体型でない癖のある体型の人の場合は補正で対応できない ・補正サービスを加えるだけなのでオプションなど細部まで好みを反映させられない |
コスト重視で選ぶ初心者におすすめのオーダースーツ
現在、クールビズなどビジネスシーンでスーツを着ない人が増えたため、メンズスーツの売上高は減少傾向にあります。しかし、それにも関わらずオーダースーツの売り上げは増えています。理由は20代や30代の若い男性の間で「自分だけのオリジナルな1着ブーム」が起きているからです。
特に今、パターンオーダーの売上は伸びています。
仕事で毎日スーツを着る人は、流行のデザインで体型に合ったものを選びたいもの。しかし、イージーオーダーやフルオーダーの場合は若いサラリーマンでは財布の中身が持ちませんし、トラディショナルなモデルが多いため、満足のいくものが作れないことが多いものです。
そこで、若い男性に人気なのがパターンオーダーです。フィット感に関しては、イージーオーダーやフルオーダーとは多少劣りますが、値段も既成服とあまり変わらず、流行のデザインの中から好みにより選ぶことが出来るため、パターンオーダーで購入する人が増えています。
特にパターンオーダーはデザインが豊富なため、様々な流行のデザインから選ぶことが出来るというメリットがあります。最新のデザインのスーツは襟の形やボタンの数など、ディテールにその時のトレンドを取り入れています。そのため、時代に合ったデザインのスーツを選ぶことができます。デパートのパターンオーダーのコーナーに行けば、様々なモデルが用意されていますから、試着するだけでもスーツの勉強になります。
また、他にパターンオーダーで注文するメリットにサイズ補正の知識が身に着くことが挙げられます。既成品しか着たことがない人はかなり勉強になるはずです。
今までオーダースーツを作ったことがない人は、まずはパターンオーダーから始めてみることをおすすめします。なぜなら、実際の試着モデルがその場で着られて、自分に似合うかどうか確認することが出来るからです。イージーオーダーやフルオーダーでは、素人ではなかなか完成した時のイメージをするのは難しいものです。その点、パターンオーダーは試着したものに補正サービスを加えるだけのものですので、試着した時と完成した時のイメージはそれほど変わらないものとなります。
また、パターンオーダーを注文する際は、価格設定をしてみましょう。目安は高く見積もっても10万以下が無難です。それ以上の価格になると、結局イージーオーダーやフルオーダーに比べてメリットがほとんどなくなってしまいます。コストについてはショップスタッフにあらかじめ相談しておいた方が良いでしょう。
パターンオーダーはコスト重視として考えて、それほど高くないものを選ぶようにしましょう。
パターンオーダースーツを注文する時の手順
基本的なパターンオーダーを注文する時の手順をご紹介します。
(店舗によって若干異なる場合がありますので、ご注意ください。)
- テーラーに要望を具体的に伝える
- テーラーとコミュニケーションをとりながら、具体的なイメージを作り上げる
まずは好みのデザインやスタイルの要望をテーラーに伝えます。
これを元にテーラーとコミュニケーションをとりながら、具体的なイメージを作り上げていきます。
フルオーダーやイージーオーダーに比較すると、修正出来る部分は限られてきますが、修正を施すベースとなる1着を選ぶ基準になるので、詳しく具体的に要望を伝えるようにしましょう。
- 生地のセレクト
- 生地によって全然印象が変わる
修正を施すベースとなるスーツのデザインやスタイルが決まったら、今度は生地選びです。
店に用意されている生地の中から、「色、柄、手触り、光沢」などを元に最適なものを選んでいきます。
生地によって全然印象が違ってきますので、わからなければテーラーに相談しましょう。
- 採寸し、体型に合う既成服をセレクト
- 修正出来る部分は限られるが、丁寧に測ってもらう
生地が決まったら、次は採寸です。
イージーオーダーやフルオーダーのように修正出来る部分は限られてしまいますが、なるべく丁寧に測ってもらいましょう。
また、ゆったりしたものにしたいのか、ビシッとしたきつめのものにしたいのかで、サイズは変わってきますので、どんなサイズのものにしたいのかテーラーに希望を伝えましょう。
この段階で加工、修正が施されるスーツがセレクトされます。
- 既製スーツの加工・修正を施す
- 身体の採寸情報を基に型紙をテーラー側にて作成していきます。
セレクトされた既成服が、採寸された体型に合わせて加工、修正されます。パターンオーダーで一番のポイントとなる段階です。
- 完成、納品
- オーダーして納品されるまでの期間は約2~3週間
基本的にパターンオーダーには仮縫い、フィッティングはなく、加工、修正を施した後、納品されます。オーダーして納品されるまでの期間は約2~3週間ほどです。